初めてのケーキ作り

ううちゃん(5歳姉)が、突然「ショートケーキを作りたい」と言い出した。

 

(私(母)は面倒くさいんですけど)

という言葉をこらえつつ、

私「なんで?」

と聞き返すと

う「キュアホイップが作ってたから作り方わかるよ!」

とのこと。

 

あああ・・・キラキラ✩プリキュアアラモードの影響か・・・

 

子どもがせっかく興味を持っているのに

「やりたくないから嫌だ」と一蹴できなかったので

一応、

私「ケーキって誕生日とかお祝いとか特別なときに作るんだよ?」

と言ったら

う「でも作りたいの!」

私「うちには機械の泡立て器ないから、すんごくすんごく大変だよ?」

う「うん!ううちゃん頑張る!」

 

絶対大変さわかってない。

卵を泡立てて、スポンジをつくるところから想像すると、

手で泡立てると数時間かかっちゃう。

その間、この子としいちゃん(2歳妹)は耐えられるのだろうか・・・。

 

思いついたのが、スポンジは既製品を買ってくること。

そして、多分「レッツ・ラ・まぜまぜ」をしたいだけだろうから、

生クリームのホイップだけ、体験させようかなと思いついた。

 

そう伝えると、それでもううちゃんは全然良いらしく、

とにかく混ぜ合わせて「ツノが立つ」というのをやってみたいようだ。

 

私「ケーキの上に何のフルーツおきたい?」

う「いちごと、みかん!」

私「そっか、色もいいね」

 

そんな話が金曜日だったんだけど、土曜日は予定がいっぱいだったので、

日曜日に決行することに。

 

日曜日、スーパーへ行き、製菓コーナーでスポンジを手に取ると、なんと6号。

選択肢なし。

4号、または5号が良かった・・・

ケーキは号数×3cmが直径なんで、号数が大きくなるごとに

大きなホールケーキになります。

 

誕生日でもないのに、6号、直径18cmのケーキを作るって・・・

その分、塗るクリームも量がいるのに!

でもスポンジからつくる気力はないので、妥協して購入。

いちご、缶詰のみかん、生クリームをカゴに入れ、

ううちゃんとしいちゃんはそれぞれの好きなゼリーまでいれ(なんで)、

会計。

 

帰宅後、生クリームをボウルに開けるところから、ううちゃんにさせてみた。

お砂糖の軽量もやってもらって、それを液状の生クリームに加えてもらい、

そこからずっと、泡立て器でかき混ぜ続けるううちゃん。

う「だんだん固くなるんだよね!」

私「よく知ってるね?」

う「だってキュアホイップが言ってたもん!」

私(アニメも役に立つのね)

 

ホイップしている間、私はみかんの缶詰をあけ、いちごを洗い、どちらも水気を切っておいた。

 

途中、ちょっと疲れ気味だけど、もんくも言わず、泡立て器を動かし続けるううちゃん。

この子はいつも集中力がすごくて、やりたいことにはまっしぐら。

ご飯の時に声をかけても、そっちに夢中ですぐ来てくれないところが難点だけど(笑)

 

そして「ツノがたってきた!」というので、

見てみたら、ふにゃ・・・と経たるけど、だいぶ固めになってきた!

そこまで一生懸命やったことが、私もうれしかった。

 

買ってきたスポンジの箱を見せて、そこにケーキの写真があったんで、

私「つのが立つっていうのは、こんなふうに形が崩れないんだよ」

と見本を示し、まずます頑張るううちゃん。

 

そして最後までホイップを仕上げました!!

 

搾り出し袋にホイップを詰め、「口の方をぎゅっと持って、その下をにぎって絞るんだよ、と練習させました。

 

いちごもヘタをとって半分に切るのを全部やってもらい、

スポンジは2枚になって間にいちごとクリームを挟むようにするので、

いちごを並べてもらい、クリームを練習で絞ってもらった。

 

スポンジをもう一枚重ね、ヘラで表面に生クリームを平に塗ろうとしたら

う「それもやりたい!」と。

ううちゃんにそれをお願いしている間に、

しいちゃんも

し「まぜまぜしたい!」というので、

生クリームのボウルと泡立て器で気分だけ味わってもらいました。

 

スポンジの表面に生クリームがぬれたところで、いちご乗せ。

8個を等間隔で奥には、一個置いて、反対側に置いて、

今度は間においていくと、同じ感覚で置けるから・・・と言いながら

「算数の授業みたい」と思いました。

 

そしてみかんはいつ使うんだろう?って思ったら、

いちごを置いた真ん中にうずたかく積み上げ始めた!

生クリームも絞りつつ、次にみかん・・・とみかんと生クリームのミルフィーユ状態に。

 

見た目が悪くなったけど、本人がやりたいことだから、と任せた。

切りづらそう~と思ったけど

本当に切りづらい上に、そのみかんと生クリームの山を崩したので

う「崩して欲しくなかった」とちょっと愚痴られた。

 

私「あのね、切るときのことも考えて、飾り付けってするんだよ^^;」

 

切り分けて家族4人がそれぞれ好きなところを指定してお皿へ。

美味しく食べました。

こどもたちはあまったフルーツと生クリームも全部平らげたのに、

ケーキまで食べた、すごい。

 

保育園で、二人とも、ケーキを作ったことを先生に報告したらしい^^。

いつか、スポンジから一緒につくろうね。