飛行機内で前の座席のおじさんに子供のことで怒られた話

沖縄旅行に行ってきました。

帰りの飛行機で、前の座席に座ったのは、白髪の方が多いかなという印象のサラリーマン男性。

 

私たちは、窓側の3列をに座っていて、

窓側が私としいちゃん(2歳妹)、真ん中ううちゃん(5歳姉)、通路側がお~さん(父)と並んでいました。

 

しいちゃんはやっぱりまだ落ち着きがなくて、

シートのポケットに入っている冊子類をとりだそうとするので、

いじれそうなものはごっそり、お~さんの席の方に移動させました。

 

エコノミーの座席って、自分が使うテーブルは前の席に連動していますよね。

だから、後ろの人がテーブルを動かすと、前に座っている人は、振動を感じると思います。

 

まだ離陸前、はしゃぐしいちゃんに「静かにしようね」と何度も注意したし、

テーブルを出すときのつまみも触るし、冊子のけんもあるし、

「離陸前なのでしっかり抱っこしてください」とCAさんに声をかけられたり、

しいちゃんのはしゃぎっぷりに、私も手を焼いていました。

 

行きもそういう感じで、2時間半、怒ったりなだめたり、大変だったけど

帰りもなんとか、東京につくまでの数時間我慢、と思い、覚悟して望みました。

 

お~さんももちろん、私の大変そうな様子を心配して「しいちゃん、お父さんのところで抱っこしよう~」って言ってくれてたのですが、

しいちゃんは、お父さんとお母さんが揃っていると、お母さんの私に来てしまいます。

し「お父さんじゃないの。おかあさんがいい」

ときっぱり拒否。なので、ずーっと私に抱っこだった上に、

私「しいちゃん、じっとしてないなら、お父さんに抱っこしてもらうよ」

と、お~さんには申し訳ないけど、脅しにも使わせてもらいました。

 

子供には狭い空間ですし、私たちも最大限注意していたつもりだし、

しいちゃんが動いた何かしらの旅に、前のシートの背面に当たったりしてしまったんだと思います。

 

触らないで、足で蹴らないで、と配慮はしていましたが、0にはできませんでした。

 

 

離陸し、そのうち、シートベルト着用サインが消えたとたん、

前に座っていたその男性は、シートをほぼ全開で倒してきました。

 

子供抱っこしていて、シートが目の前に更に迫ったので

狭くなったし、やりづらいなとは思いましたが、

シートを倒す権利は誰にでもあるし、我慢しました。

私たちは倒しませんでした。後ろの人に「倒してもいいですか?」と聞く勇気がなかったので・・・

 

さらに目の前に迫った背もたれ、テーブルを出すときに動かすつまみが

しいちゃんの目の前に来たことで、さらにいじろうと手を伸ばします。

 

他の物で気を紛らわせようと、本を出したりお菓子をだしたり・・・

それでも興奮しているのか、足をばたつかせたり、

私もぐったりしてきました。

 

しいちゃんに、お散歩いこうか、と誘って、トイレへ行き、おむつを替えたりして、時間稼ぎ。

少し気分転換できたかな?

と思いつつ、絵本と雨をCAさんにもらって、座席に戻る頃、

ドリンクサービスが始まりました。

 

ドリンクをもらうと、テーブルを出して、倒れないように

紙コップを穴にはめ込みます。

 

その穴がにはまったドリンクを取り出すために、テーブルにぐいっと力を入れて、ドリンクをとり、飲んで、また戻すという作業をしていましたが、

飲み終わるという頃・・・・前の座席のおじさんが がっつり後ろの私を振り返り

「いい加減にしてくれよ!!!!」と怒鳴りました。

怒鳴ったとは思うんですが、飛行機内なので音がざーっというかんじで若干聞こえにくく、大きさはそこまでじゃなかったです。

 

おじさん「がたがたがたがた、こっちは迷惑なんだよ!子供なんとかしろ!!!!」

 

と言われたのでびっくりしましたが、

私もすみませんと言うしかなく、それに続いて

私「あの、シート倒されて狭くなって、余計に手が届くから気になるようで。

  どうしたらいいですかね?」

と、その怒ってすごい形相のおじさんに、逆に相談してしまいました。

そしたらおじさんは

おじさん「最初からやってただろーがよ!くそ!」

 

と言い捨てて、おじさんはくるっと前を向いてしまいました。

唖然としましたが、やっぱり、がたがたされるのは嫌だっただろうし、

私自身、しいちゃんに手を焼いていたのは事実だったので、

 

私「しいちゃん、おじさん怒ってたよ。ここ(テーブルと、そのつまみ)を

  がたがたいじったらおじさん、気持ち悪いから嫌だったんだって。

  困ってたよ。かわいそうでしょ?もう触らないでね?」

 

と、少し大きな声でしいちゃんに注意しました。

 

すると、前のおじさんはリクライニングをすっとまっすぐに戻しました。

「ちっ!!!」みたいな舌打ちもきこえましたけども。

 

大きな声で注意したのは、”ちゃんと親として注意しています”というアピールもあったのですが、しいちゃんはそこから目の前の背もたれには触らないでくれたので、

もっと最初からちゃんと注意すればよかったと思うと同時に、

この子は言えばちゃんとわかるんだなと思いました。

 

また、おじさんが、どういう気持ちでシートを戻してくれたかはわかりませんが、

シートを倒すのをやめてくれたのは素直にありがたいと感じました。

シートを倒されて困っているとき、ちょっと前を覗いたら、小説を読んでいるだけのようだったので、

寝たいわけでなかったのかもで、直してもらえたんだと思います。

 

怖かったけど、しいちゃんにとっても「迷惑をかけると怒られる」という体験にはなったと思います。

たまに、親に注意されても聞けないけど、他人の大人に注意してもらうとやめてくれる子もたくさんいます。

親の怒り方になれちゃうんだよね。

 

怒られるのはやっぱりいい気分はしないけど、

起こったおじさんも勇気が言ったんじゃないかな・・・

嫌だなと思ったと同時に、ありがたくも思ったりして・・・

 

お母さんとしても、いい経験になりました。

飛行機の中で、ほかの座席からも赤ちゃんの鳴き声がわんわん聞こえました。

 

特に、離陸のときと、着陸の時。

お互い様とはいえ、「子供だから仕方ない」だけではなく、

気をつけたいなと思いました。

 

でもでもでも、おじさん怖かったよーーーーー(笑)