とある日曜の出来事
この日は母の日。
(これを書いている夕方、自分の母親に電話もしていないことに気づく・・・)
母の日に特殊なことをしてもらいたくない私を
気にしてか気にしてなくてか、朝から水族館へ。
自転車で行ける距離のところで、午前中に行こうということに。
水族館で順調に「ドリー」と「ニモ」を見て、
最後のお土産コーナーで何か欲しかったらしく、
盛大にダダをこね出すううちゃん(5歳上の子)。
それはもう、子供の頃から大人ぶって生きてきた私には羨ましいほどの
欲しがりっぷり。
う「おもちゃ一つ何か捨てるから!!大事にするから!!!」
と泣くんだけど、ここで買ってもな、と思い、スルー。
次来た時にしよう、とお~さん(父)がなだめる。
今買いたいと泣くううちゃん。
でも「マックに行くから」と譲らないお~さん。
あまりに泣くので、ううちゃんに「泣いてたらマックもいけないから、このまま帰ろう」と脅すと、
なんとか泣き止んだ。
久しぶりのマックで、ナゲットが安くなってて、買ってみたら
う「こんなに美味しいのたくさん食べられて幸せ♡」とかいうのでちょっと恥ずかしい・・・
こんなのばっかり食べちゃダメよ。
といいつつ、15個入りだとソースが3つもらえて選べるって言うので、いつも子どもに合わせてバーベーキューばっかりにしてたけどマスタードも選んでみた。
マクドナルドの帰りに、「ゼリー作りたい」と言い出すううちゃん。
うーん、ゼリーくらいならいいか・・・
しぶしぶスーパーに寄ると、姉妹が調子に乗り出し、はしゃぎすぎてしいちゃん(2歳下の子)が、げーした・・・
ちょっとだけだけど・・・なんとか拭いて帰宅。
しいちゃんはシャワーを浴びて、そのあとは元気に動き回ってた。
多分げらげら笑いすぎだったと思う・・・迷惑・・・
ゼリー作り開始。
順調にカップにゼリー液とみかんを注ぐううちゃん。
様になってきたなと褒めながら、冷蔵庫にいれてもらったんだけど
少しして、私のところに来て、呟いた。
う「あ~ やっちゃったんだよねえ~」
と苦笑い。
私「は? 何をやっちゃったの?」
う「ゼリー、お母さんの言ったとおりで・・・こぼしちゃったの」
私「・・・拭いてね」
う「うん、拭いた」
見に行ってみると全然拭けてない!
しかも、ちょくちょく数分おきに冷蔵庫を覗いていたらしく、
その中の1回が、手を滑らせてゼリー液をぶちまけた様子。
しかも、冷蔵庫の手元だけ気にして、床に広がったのを吹ききれてない!
台に使った椅子の上も、その下も、とろっとした液体が広がったまま・・・
私は「お母さんはううちゃんがゼリー作りたいって言ったから、一緒に作らせてあげようと思って出来るだけのことをしてる。
冷蔵庫にゼリーを入れるのは何のためだって言ったか覚えてる?」
う「冷やして固めるため」
私「そうだよね。冷蔵庫って、何度も開けたり、開けっ放しにしてるとどうなるんだっけ?」
う「あったかくなる・・・」
私「じゃああったかいとゼリーはどうなるの?」
う「うんと・・・冷えない」
私「お母さん、こうしたらゼリーは固まるよって教えたよね」
う「うん」
私「じゃあ固まらないことをして、ゼリーが失敗してもいい?」
う「やだ」
私「お母さんがゼリーのつくり方教えたのに、失敗するようなことをしたら、
お母さんが一生懸命、ううちゃんとゼリー作ろうって思った気持ちは
どうなると思う?」
う「悲しい・・・」
私「お母さん、悲しいんですけど・・・これからはどうしたらいいと思う?」
う「冷蔵庫を何回も開けない」
私「そうだね~、言ったこと守ってくれる?」
怒りを抑えつつ、結構怒った・・・
結局全部拭いたの私だし。
それで、ううちゃんは神妙な面持ちでお部屋を出ていき、
気がついたら寝ていた!
しいちゃんは元気で、
おやつ食べる?というと元気に
し「たべるー♪」
というので、3人で食べた。
おねえちゃんのぶんはとっといて・・・
しばらくそうしてのんびり過ごしていたらううちゃんも起きてきた。
う「お母さん、ゼリーみたいから冷蔵庫開けていい?」というので
OKをだし「ほんとだ!固まってる!!」と大喜び。
ゼリーと、とっておいたおやつを食べたら今度は
う「自転車の練習したい」
というので、ちょっと億劫と思いつつ、外にも出たほうがいいなー私も運動したほうがいいし、と思い直し、
お~さんに打診。
ううちゃんだけちょっと自転車練習に連れ出すから、しいちゃんよろしく、と。
いっておいで~といいつつ、やはり予想通り、自分は行く気がない様子。
その時頭をちらっとよぎった。
「母の日だから休ませて欲しい!」
・・・言えなかった・・・
だって母の日は普通にして欲しいって行ったんだもんね、私自身が。
そしたら、これだけ頼むのはわがままだよね~
そうだ、昨日のカーネーション、ううちゃんと写真取らなきゃ。
写真を撮って、出発。
自転車の練習をして、30分くらいで遊びたいといいだしたので、
しいちゃんが可愛そうだから、連れてこようということに。
自転車を家に持ち帰り、しいちゃんーと声をかけたら、寝ていた・・・
そこで、珍しくううちゃんと二人で、ご指名の公園へ。
そこは、まえにお~さんと二人で行った、大きめの遊具がある公園。
お「そこ、野球とサッカーダメなのに、やってる大きい子たちがいてさ」
と言ってたところだ。
到着すると、やっぱりやってる子がいる。
中学生男子3人。
でも、わきまえてやってそうなので注意しなかった。
ううちゃんはひとりで勝手に遊んで、たまに私にヘルプを求めて、
小学3年生位のおねえちゃん3ん組に話しかけたりしてた。
名前だけ覚えてる子らしい。
その子達も、あ、見たことある子だ、とかいいつつ、
自分たちだけで遊びたいみたいで、ううちゃんに「あっちいって」って感じだった。
そんな対応をするたび、私をちらっと確認するお姉さん達。
子供同士のことは子供同士でやってね・・・
途中、茶髪でふっくらしたお母さんがやってきて、姉弟とアメリカンドックをベンチで食べ始めた。
その後、公園でゆっくり。
貫禄のあるお母さんだなと思いつつ、交流はなかった。
ブランコのところでは、また別の姉弟がブランコを漕いでいる。
ううちゃんがブランコの順番待ちをなんとなくしているとき、
アメリカンドックを食べ終わった姉が
姉「ブランコかしてーーーー」
と大きな声でしっかりと、ブランコ中の姉弟に問いかけた。
私は「お、あのオネエちゃん、ちゃんと言えてえらいね!」とううちゃんに言って聞かせていたら、
アメリカンドック母が「●●(姉)、その前に女の子が待ってるから、順番だよ」と離れたベンチから声をかけてきた。
わ、お母さんまで偉い!と思って、
私はアメリカンドック母に、「すみません、ありがとうございます」とぺこっと会釈した。
あちらも、笑顔でぺこっと返してくれた。
わきまえてる人だなあ~と私も見習おうと思った。
姉か、アメリカンドック母に言われたからか、
ブランコをしばらく独占していたほうの姉弟は、ブランコを譲ってくれた。
アメリカンドックの姉と、ううちゃんで、ブランコを漕ぎ出す。
しばらく漕いで、帰ることに。
帰るときに、サッカー少年たちのボールが私の方へ来たので
蹴り返してあげたら「ありがとうございまーす」と、礼儀正しい。
公園脇に置いた自転車に乗り込むとき、ううちゃんが
う「この公園って野球とかサッカーしちゃいけないんだよね!!」
と立て看板を見ながら言うので、さっきのお兄さんたちのことかなと思い、
私「ま、ほんとはね、ほら乗って」
と、ううちゃんを促した。
後部座席に乗るううちゃんに「さっきのって、あのお兄さんたちのこと?」と聞いたら
う「え? 誰?どの人?」
と、わからない様子。
私「さっき言ったことって、あのサッカーしてたお兄さんたちのことじゃないの?」
う「サッカーしてるお兄さんいた?この間お父さんと来た時はいたよ!!」
お父さんに言われたことを思い出しただけで、わかってなかったんだなと思って笑えた。
帰宅して、お~さんにその話を報告。
お「悪い子達じゃなかったし、サッカーのせいで迷惑してる人もいなかったからねえ、大目にみた」
私「そうなの、ちゃんと周りに気を遣いつつ、気をつけながらやってる感じだったから。
スマホ見ながらやってるのは今どきだなって思ったけど」
お「そうそう」
私「公園、どこも球技ダメじゃない?可愛そうだよね」
なんて話しながら。
夜ご飯も、普通に、母の日とは無関係に、いつもどおり。
夜、寝る前にふと・・・お~さんにも「お互い、実母に何か連絡を入れたか」という話題になって、お互いしてなかった・・・
二人で「自分たちが親になると、そういうの薄れるね」なんて話しながら。
そういえば、お~さんなんて、GW最中に
お「子供の日に親になにか言われるわけでもないし」
といっていて、それもちょっと違う気もするが(息子だけど”子ども”じゃないって思う)、
ま、いっかあ・・・
そんなこんなで終わった一日。