じいじとばあばの話

ううちゃん(5歳上の子)に、じいじとばあばの話をするとき。

我が家の祖父母、つまり私の両親はちょっと複雑な関係だ。

 

私に父と母は20年ほど前から別居していて

離婚はしていない。

 

同じ市内に暮らしていて、実家に帰ったときはそれぞれの家に顔を出す。

(子供の私としては面倒くさい)

 

なので、孫であるううちゃんにとってみたら、

じいじの家、ばあばの家となる。

 

一方、お~さん(夫)の実家は普通に一緒に暮らしているから

遊びに行けばいっぺんに会える。

 

なので、うちの父と母の場合、説明が少し大変だった。

 

さらに、私の母は「ばあば、おばあちゃん」と呼ばれるのが嫌いで

「あ~こさん」と

名前で呼ばせているのだ・・・!

 

なのでまず、おばあちゃん=あ~こさんというのが理解できない様子。

 

おばあちゃんじゃないので、私の母が誰だかわからないという自体に。

私「お母さんのお母さんはあ~こさんだよ」

う「え?あ~こさんがお母さんを産んだの?」

私「だから、あ~こさんは、ううちゃんのおばあちゃんだからね?」

う「ええ?嘘でしょ?」

私「ほんと。」

う「だって”おばあちゃん”て呼んでないよ」

私「うん、本当はおばあちゃんだけど、あ~こさんがおばあちゃんて呼ばれたくないんだって。」

う「ふーん」

 

 

※そういえば、お~さんが

「ううちゃんに”おばあちゃんが~って言ってたよ”とか伝えるときに、

 おばあちゃんといえないし、あ~こさんだと僕がお母さんの名前で呼ぶことになって

 抵抗がある・・・」

と言っていた。 ごもっとも。

 

私「じいじは、お母さんのお父さん」

う「うん、それは知ってる」

私「へー じゃあ、じいじの奥さんは誰かわかる?」

う「うーん。みーちゃん?」

 

みーちゃんは私の妹。ううちゃんの叔母さん。

 

私「みーちゃんは、お母さんの妹、あーこさんから生まれたの」

う「ええ!あーこさんが!」

私「だからお母さんとみーちゃんはきょうだいなんだよ!」

う「似てない・・・」

私「そうかな? でね、じいじのおくさんはあーこさんなの」

う「うっそおおおおおお!!!」

 

意外と驚くね、とこちらがびっくり。

 

私「じいじとあーこさん、結婚してるんだよ」

う「へえ~~~~~~~~~~~~!!!」

 

・・・少しの沈黙のあと。

う「じゃあどうしてじいじとあーこさんは一緒に暮らしてないの?」

 

するどい!

 

私「仲悪いから!」

う「ふーん」

私「ううちゃんのお父さんとお母さんが、仲悪かったら別々に住むよ。

  それってどう思う?」

う「やだ」

私「でしょ~お母さんも子供の頃、じいじとあーこさんが仲悪くて

  大変だったの。一緒に住みたくなかったよ。

  お父さんとお母さんが仲良しで一緒に住むのがいいよね。」

 

この話をみーちゃんにしたら、過去にあーこさんは、

みーちゃんの子供であり、ううちゃんより年上のもうひとりの孫に、

「あーこさんは誰と結婚してるの」と聞かれたらしくて、

その質問を思いっきりスルーしたらしい!。

だから、それ言わないほうがいいよって言われたんだけど

そんな親の勝手な都合にもう振り回されたくないので

私は全部正直に話しました!!

 

ほんと、親のようにはなりたくないです。