「怒られた~」
言葉が分かり始めた頃から、しいちゃん(2歳下の子)には、
いけないことをしたら、起こるようになった私たち。
お~さん(夫・父)に怒られると、私のところへ来て泣き、
私に怒られると、私のところへ来て・・・お~さんのところにいくこともある。
怒られたら本能的にほかの大人のところへ逃げ込む、という動作ができるようになったようだ。
怒られた時に「怖い!」と思って泣くんだろうという感じで、
泣いて私のところに来たら「お~さんに怒られたんだろうな」と察しがつくんだけど、
最近は
し「おこらりたの~~~~~~~」
と説明するようになった。
私「どうして怒られたの?」
し「おとうさんが、おこった」
私「(答えになってないわ)…しいちゃんが、悪いことしたの?」
し「……」
私「じゃあお父さんにごめんなさいしてきたら?」
し「やだ!ごめんしない!!!」
そんな最近の、ある晩・・・
涙目のしいちゃんが、ソファに座る私のもとへ避難してきた。
し「おとうさんにおこられた」(日本語も正しくなってくる)
私「どうして怒られたの?」
し「おとうさんがいたいーって」
しいちゃんはまだところかまわず抱っこして欲しがるし
こちらが座っていると、よじ登ってきたり、足に足をかけてくるので
とても痛いことがある・・・
痛いとき、お~さんが「痛い!」と叫ぶので、
大体は想像がつくんだけどね・・・
私「おとうさんにごめんなさいはしたの?」
し「してくる」
そういって私の膝から降りて、お~さんがいる部屋へ向かったしいちゃん。
その部屋から笑い声が聞こえたので、ああ仲直りしたんだな、と思ったら
お「痛い!何すんの!もうやめて!」
し「わ~~~~~~~~~~~~ん(泣)」
ばたばたばた・・・(走る音)
しいちゃんが私のところへ来た。
私「どうしたの?」
し「おとうさんにまたおこらりた」
私「また、って言葉を覚えたのね……」
私「またおとうさんにごめんねしてきたら?」
し「うん、ごめんしてくるね」
またおこられた、に笑った(笑)
最近はだいぶ説明ができるようになってきたので、
会話も面白い。言葉の端々が・・・もうそんな言葉覚えたの!と小さく感動する。
それにしても、私たちが怒るのは圧倒的に「痛いとき」が多く、
それも、小さなものは極力我慢している。
痛いのだけは、早くなくならないかなあ~
そしたら怒られるのは減るよ、しいちゃん。